人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2010年 07月 02日
センムが行く 三陸海の恵み編
いやいや今月も、とある商品開発の打ち合わせから、三陸を回る旅をすることになりました。
三陸っていっても岩手県は広い!とにかく広い。リアス式海岸沿いに岩手県を半周しただけで、地図上でも約415kmです。
今回の旅のルートです。
岩手県の右半分を小回りしてきた感じです。
センムが行く 三陸海の恵み編_b0147354_10275155.jpg

民話の里、遠野を抜けて大船渡に着きました。目の前に大船渡湾が広がっています。
ここにある節屋さんを訪ねました。
センムが行く 三陸海の恵み編_b0147354_1031389.jpg

昔ながらの方法で楢の木で節をいぶしていきます。
この木枠は創業時から数十年も使っているものなそうです。
センムが行く 三陸海の恵み編_b0147354_1040330.jpg

鰹節(左上)はここまで乾燥しあがるのに3か月もかけて作りこむそうです。
サバ節(手前)はとってもダシが効いていて深い味わいでした。
サンマ節(右上)はあっさりとしている中に伸びのある香ばしい香りが特徴です。
北上しはじめた鮮度の良い痩せたサンマでないと節にするのは難しいようです。
手間がかかっておいしい海の恵みでした。
センムが行く 三陸海の恵み編_b0147354_1043827.jpg


さて、場所は変わって翌日は種市の漁協さんです。
三陸海岸は入り組んでいてワカメや昆布の生育も盛んです。
ここの漁場は遠浅でエサとなる昆布が多い全国でも珍しい漁場なそうです。
センムが行く 三陸海の恵み編_b0147354_10485433.jpg

職員の方がウニを獲りに行ってくれました。
ウニのえさとなる昆布が天然ものの昆布のため味も締まっておいしいそうです。
アワビはエサを探して数kmも泳ぐそうですが、ウニはあまり持ち場を離れないので漁場が大切なようです。
センムが行く 三陸海の恵み編_b0147354_10541021.jpg

ここはエサが豊富で食べ放題に育っているためとっても身が詰まったウニになるとのこと楽しみ。

センムが行く 三陸海の恵み編_b0147354_10554342.jpg

専用の道具で殻を開けてくれました。
センムが行く 三陸海の恵み編_b0147354_11115973.jpg

ほら、こんなになっているんですよ!
プリッと黄色の鮮度のいい身が・・・!
しかも、まだすんごい動いてる。
センムが行く 三陸海の恵み編_b0147354_1113225.jpg

早速、生のまま海水につけて頂きました。
生卵の黄身のような濃厚なコクと触感がたまりませんでした。
ん~海の恵み万歳!


帰りに、久慈の産直館に寄りました。
平日だというのに結構お客さんで賑わっております。
センムが行く 三陸海の恵み編_b0147354_11214775.jpg

ウニに昆布に山ブドウにキノコ・・・
ん~!!!
レジに行くと前で会計しているのは渡辺徹!??
センムが行く 三陸海の恵み編_b0147354_11245474.jpg

昆布をいっぱい買っていました。美味しいですものね。
握手してもらいました。
7月17日放送の『情熱エンジン』
~久慈の海女がつかむもの~の収録で来ていたそうです。
放映が楽しみ。


ということで、今回の収穫は
センムが行く 三陸海の恵み編_b0147354_113735.jpg

右から
陸前高田のヤーコンジュース・・・フラクトオリゴ糖たっぷりです。
洋野町の塩ウニ・・・これがとろけるうまさです。
山田町で手に入れた いか徳利・・・これに酒を注いで、上から少しずつちぎって焼いてつまみにしたい・・・。
陸前高田で手に入れたワサビ入りの塩・・・ピリッとさせたいときに、というかもはやこれを舐め舐め、つまみにしてもイイ。
久慈の産直で買った行者ニンニクの醤油付け・・・これもご飯やお酒のアテに最高です。写ってませんが、一緒に買ったピリ辛キノコが美味しかった。
後から、譜代の昆布や葛巻の原木シイタケが届く予定。

軽く回っても(距離は軽くはありませんが)岩手県の食材にはまだまだ秘められたパワーを感じます。それを活かして美味しい調味料をつくりた~い!
と叫びたくなる旅でしたよ。









********************************
エゴマ醤油・ドレッシング、北国の果実酢・ジュレなど各種調味料なら
岩手盛岡より人に役立つ醸造調味料をお届けする『食楽日和』浅沼醤油店
********************************

by asanumashoyu | 2010-07-02 10:23 | お仕事


<< いわて食のマッチングフェア      センムがゆく 木の芽味噌編 >>